丸一日過ぎたというのに、彼女はショックから立ち直れていなかった。

彼女が目を覚まし、あたりを伺うと、そこには昨日と同じくChaos Ageへと死に立ち向かうものたちが、さも自分らの武勇を示すがごとく、大勢行き交っていた。
彼女は身震いした。
「私は奴らと違って、またあそこに行くのはもう懲り懲りだ。」
そうは言いつつも、心のどこかではやはりそこへ行きたい、そして”奴”に勝ちたい、と彼女は思っていた。

---昨日---
sobaは先週と同じく、Chaos Ageに向かっていた。
うわさに聞くNGKとはどのような奴なのか。奴と戦ったものはすべて敗れ去ったというその力、是非自分の目で確かめねばと思っていた。

彼女がそこにたどり着いたとき、あたりには既に彼女と同じ目的の同士たちが、喧騒に包まれて沸き返っていた。
これだけ討伐の人間がいれば、NGKなど容易いものだ。彼女はその時点ではそう思っていた。

そして”沌の日”となり、”奴”は来た。
討伐隊はいきり立ち、奴に向かって突撃した。
煌めく刃、唸る拳、弾ける魔法
そのすべてを奴に叩き込んだ。
しかしその時、奴は”光”を放ち、あたりの人間を薙ぎ払った。
周りが気付いた時は既に遅く、戦力の大半は壊滅していた。そして、彼女も例外でなく、その光に飲み込まれた。

今、彼女がこうして生きてはいるが、その恐怖は体に刻み込まれている。それは今Chaos Ageに向かっている人たちも同様のはず。しかし、彼らはひるむ様子もなく、逞しくChaos Ageに向かって走っていた。
「負けられない」
彼女は意を決し、新たなる戦場へと赴いていった。

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