ブリタニアに一時帰宅
ブリテインが寂れていた。なんとも言えない感傷が彼女に沸いた。

その日、sobaは久々にブリタニアに降り立った。懐かしい我が家、心地よい暖炉、これで迎えに来てくれる友人がいれば文句無しなのだが、あいにくsobaにはこの世界に友人はもはや居なかった。ただ、ペット兼騎乗生物の”ラマ”だけが、
「ぶご〜〜」
とだけ鳴き、主人を歓迎した。

彼女は、ラマとともに花壇のある屋上へ上がり、その懐かしいブリタニアの空気を吸った。何もかも、懐かしい。隣の美白ショップも相変わらず営業中だ。はす向かいの土地紛争は解決したのだろうか……

ふと、家の前の土地ががらんとしているのに彼女は直に気が付いた。
ここには以前ログハウスが建っていたのだが、今は空き地となっている。
いや、空き地になってるのはおかしい。ここはトラメルでブリテインから乗馬で30秒のそこそこよい土地である。
ここが空き地になっている理由…
その理由を彼女は頭を振って振り払い、すぐさまラマに騎乗し、あの賑やかなブリタニア第1銀行に向かって疾走した。

彼女がブリタニア第1銀行に着いた時、そこにはまるで廃墟と化した学校のごとく、人影がほとんどなかった。まるでフェルッカと見間違うばかりの光景に、彼女は目を疑った。
「ブリタニアは一体どうなったのか」
彼女はやはりあの理由なのかと自問自答した。
その理由とは…「過疎化」

彼女は認めたくなかった。ブリタニアは永遠だと思っていた。いつかきっと帰ってくる場所と信じていた。
しかし、もうそこには戻る場所すらないことに改めて気が付かされた。

彼女は自分の家に戻り、いつかまた戻ってくる。その時は、また賑やかな光景が戻っているといいな、そう望みが少ない希望を抱いて、また別の場所に戻っていった。


uo

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