PvPで惨敗した
PvP…
それはNPCとの戦いではなく、人との戦い。
それは相手が人間であるが故、お決まりの行動を取ることは決してない。
私は早速、そのPvPとやらをやってみた。
結果は惨敗だった…

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そう、私はNPCとの戦いに飽きてきた。
相手を選べば、100%勝利するからである。
100%の勝利に、面白みがあるのか?
いや、それは無い。
失敗する可能性があるからこそ、
そして負ける可能性があるからこそ、
勝った時のうれしさ、工夫した戦術の有効性に対する満足が跳ね上がる。
すなわち、虎穴に入らずんば虎児を得ず、だ。




早速、私はPvPの出来る地域を捜索した。
すると、どうやらトルトゥーガ近辺のフランスの町が、Unrest値が非常に高く、PvPエリアになっているようだ。
というより最近ずっと、ここはPvPエリアになっているような気がする。
なにか原因があるのだろうか。
まあともかく、私は最初のスタートの街を出向し、一路進路を東へと取った。



そしてトルトゥーガに到着すると、そこは戦場だった。
右下のマップでの三角マークが他の艦船を示しているようだ。
白い三角は商船。
緑の三角は自陣営の艦船。
そして赤い三角は敵陣営の艦船であると思われる。
赤い三角の中でも、縁取りが黒いのはどうやらNPC、
白い縁取りは、どうやらPCのようだ。

そう、ここではPCの艦船に対し攻撃ができ、さらに攻撃をかけられる危険性が非常に高い。
そのエリアを通称、PvPエリアと呼ぶ。
右下のマップ上での、一際赤い円の中が、そのエリアだ。

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ともかく、私はPvPを目的で来たので、早速敵PCの艦船を捜索した。
意外にも、PCの船はそう簡単には見つからなかった。
もしかしたら、NPCの海賊船が、NPCのフランスの船を襲ってUnrestを上げているのだろうか?
謎だ。
ともかく、ようやく私は一隻のPCの船を発見した。
緊張しつつも、その船に私は接近した。
そして戦闘に入った!


初めてのPvP。
緊張の糸がピンと張られる。
相手も緩やかに船首をこちらに向け、マストを全開にしてこちらへ向かってくる。
この穏やかな海も、あと数秒後には白煙の立ち込める戦場となるのだ。
今はまだ、とても静かだ。平和なひと時である。

私の作戦はこうだ。
1.まず相手のマストを折り、敵の旋回および航続能力を激減させる。
2.マストを折れば、あとは煮るなり焼くなり好きに出来る。たとえば敵船の真後ろに行って大砲を撃ちまくり沈めるなど。

そうこう考えているうちに、両者の大砲が射程距離に入った。
両者とも船首を回頭し、併走する形で初弾を撃ちはなつ。
相手の攻撃も、自分同様マストを折る砲弾を使用している!
しばらく撃ち合う内に、どうやら形勢が相手側に傾いていった。
そう、私のマストのほうがダメージがでかいのだ。

そうして私は成す術も無く、敵船にマストを折られ、完全無防備状態となった。
これは装備の差か、それとも熟練の差か、今の私にはさっぱりわからない。
とりあえず、私はまな板の上の鯉の状態となった。

このまま砲弾を浴びて海の藻屑となるのかと思いきや、なんと敵船は私の船の船員にダメージを与える砲弾を撃ってきた。
見る見る減っていく我が船の船員たち。
なぜこんなことを?
すると、敵船はなんと白兵戦に持ち込んできた。

そうか、奴の意図がわかった!
まずマストを折り、旋回能力と航続能力を奪った後、敵船の白兵戦戦力をそぎ落とし、そして最後は白兵戦で確実に仕留めることだったのだ!
なんと洗練された戦術…
これが本当の戦いか…
私はわが身の未熟さをしらしめられたのだ。


絶望的な状況で行われる白兵戦…
もはや命運は尽きた。
あとは玉砕のみ。
私はそう覚悟した。
この船は強奪されるのだ…

しかし、そのとき!
サーバーがダウンした!

私は九死に一生を得た。


今回は完全なる敗北であったが、なんとなくPvPして良かったと思った。
なぜなら、戦術を一つ手に入れたからだ。
負けながらも失うのはNPCから奪った艦船のみ。
しかしそれでも得るものは大きい。
これは、海賊ならではの特権かもしれない。
もし自分が一生懸命作った船を沈められでもすると、がっかりするし。
海賊万歳。








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