拿捕!
二つの船は併走していた。
それは仲良くクルージングをしているようにも見えるが、その船同士の間には鉄の玉が行き交っていた。
向こうから来る鉄の玉はうなりを上げてこちらに届き、
またこちらから撃った大砲も、轟音と共に発射される。
外れた大砲は水柱を立ち上らせ、それを元に射角を調整する。
一つ。
また一つ。
向こうの船に大砲が当たってマストを折り、
そして私の船にも敵の弾によりマストが破かれる。

そう、これは戦いだ。
やるか、やられるか。
財宝を得るか、それとも全てを失うか。
この一戦に全ては掛かっていた。


SS(071211-221728-14).jpg







前回、私は屈辱の敗走をしてしまった。
それは私の経験不足、知識不足から来るものであり、
ようは言い訳がましいが、まさか敵が三隻も居るとは思わなかったというだけであり、
決して私が弱かったというわけでもないのだ。

経験不足と知識不足は、いわゆる力不足だって?
まあいいさ、そういうならそれでも良い。
だがしかし、これからの私は違う。
そう、知識と経験を幾許か得たからだ。
もう商船ごときに後れを取ることは断じて無いだろう。
そう、商船ごときに!
しかもNPCだよ、NPC。



そんなこんなで、私は再チャレンジを行った。
もちろん、チャレンジとは海賊行為そのものに他ならない。
海賊が海賊をして何が悪いのだろうか。
いいや、悪いことはない。
まさしく、それこそ海賊たる所以なのだ。


前回の反省点。
それは敵が三隻居たこと。
敵の数は、おそらく敵の名前に記されているに違いない。
そう思った私は、そこらを行く敵の名前に注目した。
すると、どうも名前の後に(2)などと表記があることに気が付いた。
そう、これがどうやら敵の船の数らしい。
それさえ分かれは、あとは一隻だけで航海している船を捜すのみだ。
そう、ネギを背負った鴨とは、まさにこのこと。
いまこそ乾坤一擲の打撃を、そして積年の恨みを晴らすべく、私は一隻だけで悠々と航海中のフランス商船に対し、攻撃を仕掛けた。




その結果、互いに併走しつつ砲撃戦を行い、消耗戦を制した私が勝利した!
初海賊の成果である。
拿捕1


戦利品は、

石仮面×2
タバコ×4

船は拿捕の仕方がわからなかったので撃沈した!
後で考えると、拿捕して売り払えば相当の金額になったのではないかと、後悔しだした。

いずれにせよ、クエスト以外での初海賊戦に、ようやく勝利した。



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