劉備(蜀)
蜀の国の建国者であり、三国志の中で人気が高い人物だ。
劉備は、一言で言えば人間味あふれる人物であり、人徳者であったとされている。
現代風に言えば、面倒見が良く、親分肌のような感じだろう。


劉備の周りには、関羽と張飛という豪傑が居た。
腐りきった世を憂う、その気持ちに互いに賛同し、
「それぞれ生まれた日は違うけど、同じ日の同じ時刻に死ぬ事を厭わないほどの結束を、この桃園に誓おう」
とし、実際に同じ年にさえ一緒に死ぬことは無かったものの、彼らの結束は並ならぬものがあったと言う。
これを俗に「桃園の誓い」と呼ぶ。

このエピソードからもわかるとおり、劉備陣営は
「仁義」
をモットーとする。
このことから三国志では「善」の陣営側として取り上げられることが比較的多い。




劉備の陣営において、忘れてはならない超有名人がもう一人居る。
諸葛孔明である。

劉備は志は高かったものの、その人生の大半を、その時々の地方の権力者の下で過ごしていた。
曹操や孫権のように、独立した勢力を持っているというわけではなく、放浪する弱小軍閥の一つに過ぎなかった。
しかし、そんな劉備を一足飛びに巨大な勢力へと変貌させた人物、それが諸葛孔明だ。

三顧の礼をもって劉備に迎えられ、軍師と呼ばれた。
三国鼎立の重要性を説き、劉備に荊州と益州を支配することで曹操と孫権に対抗すべきと進言し、実際にその通りの行動を起こし、弱小勢力を一気に巨大な三脚の内の一つにしてしまった。

その成果は後世において高い評価を得、未だに根強い人気と、似たような人物像のモチーフになったりと、数限りない栄光を手にしている。


従って、劉備陣営である蜀は、最も人気のある陣営であると言える。
なにせ、英雄のオンパレードなのだから。



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