三国時代の背景
皇帝とは、王の中の王を意味する。


かつて古代(紀元前の約200年前!)において、中国は乱麻のごとく中原において、国が乱立していた。
それらの国は、それぞれがいがみ合い、また権謀術数の限りを尽くし、戦いを繰り広げていた。
その時代を春秋戦国時代と呼ぶ。
この春秋戦国時代において、現在の中国の原型が作られたといっても過言ではない。

かの有名な孫子、孔子、老子などがまさしく百家争鳴のように活躍し、躍動感溢れる時代であったと言う。
戦争が、文明文化、あらゆる思想の発展を促す。皮肉なものである。(現在の四字熟語なんかは、ほとんどこの時代の出来事のものではないか?)


乱世において、国を収める長の称号は、
「王」
であった。
呉の国の王は、呉王
越の国の王は、越王
秦の国の王は、秦王
のような具合だ。

そんな乱世を収めたのが、秦の政と呼ばれる人物。
中原の全ての国を平定し、自ら王の中の王である、
「始皇帝」
を名乗った。
これが皇帝の始まりである。
始皇帝の業績は、万里の長城やらなんやら、数を上げれば限りない。また悪行もしかりであるが…
とにかく、皇帝は絶大な権力者であり、正しく現人神と呼ばれる存在となった。


しかし、日本の天皇とは異なり、中国は易姓革命なるものがある。
それは皇帝と言えど、
「天」
の意には逆らえないと言う事だ。
これを「天命」と呼び、皇帝が余りにも悪行を重ねると、それは天命に叛くとされ、革命が起こるのだ。

こうやって秦王朝はこれまた有名な、項羽と劉邦により滅ぼされる。


秦王朝の後、劉邦により作られた中原国家。
それは、「漢」と呼ばれた。
漢王朝はこれまた有名な国であり、
漢字、漢民族などなどの語源となり、中華文明が更に一層華やいだ時代である。



三国時代は、そのような漢の後期の王朝である「後漢」の終末期からスタートする。
あれほど権勢を誇っていた漢王朝も、かつての栄光は既に無く、正しく蒼天既に死す。
役人の汚職が横行し、盗賊は暴れまくり、叛乱は絶えず頻発する。
イナゴの大群。大規模な飢饉。世は正に終末の様相を呈していた。

そんな中、志溢れる英雄たちの旗揚げ、そして対立…



歴史は壮大である!!
人の歴史、それはロマンだ!!




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