私は堀り続ける
私はただひたすら、鉱石を掘り続けた。
なにも考えず。
なにも求めず。

いや、何も求めないとは言いすぎた。
ともかく、私はひたすら無心に近い心持で、ひたすら堀り続けた。
まるで、すべての煩悩を超越した存在であるかのように。



何も考えなくて、ただひたすら堀り続けるだけというのは、ちょっと前までの私にとっては退屈極まりない事限り無しであると思っていたのであるが、何故か今はそれほど苦痛ではないような気もしないでもないような気がする。
おそらくあれだ、きっといろいろ考えることが面倒になったのだろう。
それに、実際は掘りながら別のことをすることが出来るというのも一番の良い点であるのかもしれない。



例えば、掘りながら文章書いたり、掘りながらブラウザで別のものを見ていたり。
そう、何もゲーム画面に集中する必要は無い。
適当に何かをしながらで良い。
そういういい加減さ。昔流行った言葉で言う所の「ファジー」だ。


とにかく、私は掘り続けるのだ。
掘り続け、掘り続け、その先には一体何があるのだろうか。
そんな素朴な疑問を全て沸きに置いておき、私は掘り続ける。
ただひたすらに。


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