夏の終わり
時は過ぎ行く。
たとえ、孤独が私を支配しようとも、
そんな事はお構い無しに、時は過ぎ行く。
何も変哲の無い日常を繰り返しながら。

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身に増える皺におびえ、
衰える体力に嘆き、
それでも時は無情なり。
栄光の時は、いずれ来るのだろうか。
いや、繁栄、栄華、すべては私にとっては無縁のもの。
ただ、孤独に年老いて、死に行く定め。

世界はつまらない。
そう、退屈極まりない。
生きること自体、取るに足らない事だ。
かつての、賑やかな人達の集まりさえ、
私はもう手に入れることの出来ない遠い存在となっている。
そして私は、その賑やかさをもう一度と、求め彷徨っているのかもしれない。


そんな自殺してしまいそうな、くだらない考えを行いながらも、うだるような、あの真夏は過ぎた。
じっとりと汗ばみながら、ひたすら働いたあの夏。
半袖で過ごしてもなお暑かったあの夏。
野外で日焼けに勤しんだあの夏。
自転車で駆け回ったあの夏。


しかし夏は終わったのだ。
もう半袖を着る季節は終わったのだ。
長袖を着なければならない。
冬になれば、長袖どころではないだろう。
だがしかし、あえて、私は鎧を着よう。
あらゆる困難と、あらゆる攻撃を防ぐ最強の鎧を。
そして、戦おうではないか、
あらゆる困難と、あらゆる敵を倒す最強の剣で。

いかにその結末が孤独に終わろうとも。
いかに徒労に終わろうとも。
いかに生きることに絶望しようとも。

私は最強の鎧を着、最強の剣で立ち向かう。


そして旅立とう、世界へと。


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