平和な日々
今ちょうど、PCからはPain of Salvationの「Pulvius Aestivus」が流れている。

流れるようなピアノの演奏、おだやかな旋律。
仕事に失敗し、なんだか訴えられそうな今日この頃な荒んだ私の心を、その音楽は和ませてくれる。

世は無情。なれどそんな人の営みなど、大宇宙の神秘に比べたらちっぽけなものさ。

そう、こう思っている間にも超新星は爆発し、銀河は混ざり合い、ブラックホールに星々は飲み込まれていく。
そして物凄い勢いで宇宙は広がり続け、私と言う存在の宇宙における価値は、嫌がおうにでも減り続けるのだ。

故に、苦悩にゆがむ上司の姿を見て何も出来ない私の存在など、塵にも等しいのだ。

大宇宙よ、永遠なれ。






THE BURNING CRUSADE!
私は、いろいろなMMOを渡り歩いた。
あるときはDDO、あるときはPSU、あるときはMoe、あるときはFEZ、あるときはVanguard、あるときはLotRO、あるときは三国志オンライン、またあるときは大航海時代。

だがしかし、どれもやはり長続きしない。
私はやはり飽きっぽいのかもしれない。
そして結局、WoWに回帰する…


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ひっそりと、BlackRockサーバーでプレイ中。
やはり、Mageがなんとなく楽しそうな気がするので、新種族のブラッドエルフだ。
名前は「Sandalwood」





そして、孤独なWoW冒険記は再スタートする。
黄昏の島
その島に降り立った時、夕日が辺りを紅く染め上げていた。
紅く照らされた建物や、まわりの地面はまるで落日の都市を思わせるかのような光景であった。

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すべては過ぎ去りし栄光の残滓。
そこに残るは遥か彼方の栄華にすがりつきし者たちのみ。
その姿は、そこに徘徊せし生きる死者達と同じ滑稽さを醸し出す。
そして、それは私も多分に漏れず、同じだ。

だがしかし、私はそこでの記録を綴る。
いずれ来る、見果てぬ冒険の日々を追い求めながら…








と、ポエムチックに私はWoWでの再スタートを切った。
ブラッドエルフの最初のスタート地点は、幻想的な光景に覆われた世界だ。
周りを照らす光は紅い色をしており、それは黄昏を匂わせる。
そう、この土地は既にスコージに陥落させられたあとの都のはずだからである。
過去にはサンウェルの力で栄華を誇っていたであろうこの土地は、いまやUndeadの巣窟になっているはずなのだ。

とは言え、スタート地点ではまだUndeadの姿は見かけない。
まあ、いずれ出てくるには違いないであろう。


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最初の島を抜けて…
最初の島を、ようやく私は旅立つことにした。
なんだろう、久々に私は新たな世界に足を踏み入れる気分になっていた。
それはまだWoWを始めたばかりの、あの世界が想像できないくらい広かった、あの時のように。

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目の前にそびえ立つブラッドエルフの宮殿と見紛うばかりの巨大な建築物。
そこには一体何が潜んでいるのか?
あるいはヒーローが居たりするのだろうか?
そう、すべては現時点では謎だ。

謎と言うのは、解く前までが最も楽しい。
その謎がとても落胆するような事実しかないとしても、
謎が解けていないときは、そんなの関係ない。そんなの関係ない。
今この時点で何も知らないならば、世界は無限の広がりを持つのだから。

こうして私は、想像の輪を際限なく膨らませ、その謎が解けたときのあまりの常識内の出来事にいつも辟易させられる。
やはり、謎はある一定とっておくべきだ。
すべての事象が、予想の範疇にあるならば、それは極めて退屈な世界になってしまうからだ。
安全な世界に楽しいことは無い。

危険に常に隣り合わせの、刺激的な世界。
謎に満ちつつ、論理の破綻していない世界。
時に感情を逆撫でられながらも、生き生きとした世界。
そして、賑やかで喧騒につつまれた世界。
私はそんなMMOを探して、まだ見つけきれていない。





と、話が大きく逸れてしまったようだ。
取り合えず目の前にそびえ立つ宮殿に私は足を踏み入れた。
そこで目に飛び込んできたのは、荒れ果てたシルバームーンの街並みだった。


辺りに徘徊するのは、どうやら魔法中毒になったブラッドエルフたちのようであった。
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SSでは見にくいが、奥のほうに一応ジャンキーが居るのだ。
なんでジャンキーになったか、という点については、謎だ。
ではなく、私は知っている。
が、面倒なので記述は省略する。


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さらに街の中に足を踏み入れると、そのシルバームーンの荒廃さを示すような像が立っていた。
黄昏た世界に佇む傾いた像は、ハイエルフの凋落振りを如実に現している。
その像は、誰からも省みられることなく、静かに横たわる日を待っているような感じだった。




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ちょっとしたブラッドエルフの集落を抜けた先に、地面が黒く変色した地域があった。
それはまるで干上がった川の様相を呈し、周囲の黄金の世界との対比が著しかった。
その干上がった川の底には、無数の動く骸が蠢いていた。
まさに死者の川。
地獄のような光景だ。
30m間隔で骸骨とゾンビがびっしりと列を成しており、スコージによる爪あとを感じさせられる場所だ。


本日の旅路はここまでとした。
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エルフの首都"Silvermoon" その1
首都。
それは人、物、金の集まる中枢部。
人間の欲望が渦巻く、醜くも、心惹かれる場所。
華やかで、絢爛たる象徴。

それがエルフのものならば、より美しい場所であるに違いない。


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私はついにエルフの首都を発見した。
ハイエルフと呼ばれていた頃の都の名はQuel'Thalasだったのだが、これはArthasに滅ぼされている。

現在の都は、Kael'thasにより最近再建された都のようだ。
なんかのパワーを使って再建されたようだが、なんのパワーかは謎だ。



とりあえず、Kael'thasがこのSilvermoonの都を作ったと言うことで、彼の大きな像がドン、と到る所に立っている。

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さて、街の中にずんずんと入っていくと、そこには近代的な魔法都市ちっくな光景が目に入ってくる。

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同じエルフでも、ナイトエルフの自然と共生した都市とは異なり、環境保護なんか糞食らえ、ばりな都市計画が見受けられる。
「壮言」「優美」「豪華」
あたりがキーワードであろう。

都の区画割りは、京都などのような碁盤の目をしておらず、あえて入り組んだややこしい作りとなっている。
これは、見た目の美しさと言うより、むしろ防衛に主を置いた計画となっているようだ。
ナイトエルフの都は、放射線状にきっちりと区画割されていたのに比べて対照的だ。





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都のある一角に、怪しげなノームが働いていた。
このノームはとても善良なノームとは思えないほど、恐ろしい顔色をしている。
そう、放射能を浴びておかしくなってしまったノームのように…
Oのブログに書いてあったような、可哀想、という気持ちには残念ながらならなかった。
なぜだろう??




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そして私は街の中を歩いているうちに、おそらくこの都の中で最も重要であろうと思われる場所へとたどり着いた。


続く…



実家の仏壇から漂ってくる、線香の香り。
その香りは、葬式の匂いであった。
幼き頃に恐怖した、親類の火葬場でのひと時。
それをまざまざと思い出させる。

「死」とは一体何なのだ?
人が死んだら、一体どこに行くのだろうか?
今、自分は生きているが、数十年後には確実に死ぬ。それは逃れえられない、運命なのだ。
決して人事ではない。

そんな事を、実家の仏壇から漂ってくる線香の匂いにより、思い出させられた。

しかしながら、線香の香りは私にもう一つの記憶を思い出させる。
それは京都のあるお寺で嗅いだ、とてもかぐわしい、線香の香り…
その線香の名を
「白檀」という。






白檀とは、香木の一種であり、代表的な香木には、
「伽羅」「沈香」「白檀」
の三種類があるようである。
昔の日本には、このような香木が貴重品であったようで、その貴重品を宗教の儀式に結び付けて、線香として用いているようだ。

よって、現代では一般的に、
「香木」→「線香」→「仏教」→「葬式」
が成り立ち、
「香木」→「葬式線香」
という図式が成り立っているような、成り立ってないような。
まあ、自分の頭の中ではそんな感じだった。




だがしかし、本当は違うようだ。
私の好きな香木である白檀(とはいっても、これしか嗅いだことは無いが…)は、本来ならば香りを楽しむべきものであって、宗教的儀式に用いることだけに限定されることは無いのだ。

そう、この香りを葬式だけ、あるいはカビた古寺にだけ使用されるべきものではなく、
人がその香りを楽しむ、一種の嗜好としてもよい、そうゆうもののようだと、最近知った。



昔京都で買った、白檀の線香を、今燃やしている。
甘美な香り、まるで自分の前世が思い出せそうな、そんな不思議な感覚を味わえる。
高ぶる感情を沈め、意識をより深くしてくれる。
そんな、リラックスの一品である。
白檀は、値段の安い代物らしいが、伽羅や沈香は金額が非常に高い。
やはり、高い分、おそろしくいい香りがするのだろうか…
どこかの通販で購入しなければなと、想う日曜の夜であった。


哲学の道(京都)
私が大阪に住み始めて、早二年が経った。
月日の流れは否応無く訪れ、そして過ぎ去っていく。

ふと思えば、私はこの関西の土地を、まだ十分に探索していない。
ならば関西を冒険すれば良いではないか。と、思ったしだいだ。
そして、最も魅力的な都市である京都へはJRで40分で行ける。のだ。



京都…
それは怨念渦巻く古代都市。
安部清明とか芦屋道満。
陰陽道に満ち溢れ、なにやら心の奥底へ畏怖感を感じさせるような何かが、きっとそこにあるはずだ。
文章を書いているだけで、鳥肌が立って来る。




今回の記念すべき第一回は、
「哲学の道」だ。

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哲学の道とは、かつて有名な文学者が、ここを歩きながら色々考えていたとかいう場所だ。
実際にその場所へ来て見ると、なるほど、納得せざるを得ない情緒を醸し出している。

脇を流れる細いせせらぎ。
苔むす護岸、そして石畳。
護岸の肩には、見事な樹木が、厳しい日差しをさえぎり、その木漏れ日は優しく降りかかる。


かつての偉人が、この道を散策しながら、孤高の頂へと思考を彷徨わせていたのだろうと思うのも頷けるほどの空間が広がっている。




私は、ただの古寺には興味ありません。
その景色、風景、などの京都らしいその姿こそ、真の姿なのではないかと、思ったりした。


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