雨の日
扉を開けると、雨が降っていた。
天井が無い薄暗い吹き抜けに囲まれた中庭には、情緒のかけらも無い大きな人口石があり、それはなす術もなく雨雫に濡れ、通り過ぎるサラリーマン達をただ黙って見送っている。
その石の傍に立ち、ふと上を見上げると、吹き抜けから入り込んできた雨粒が落ちてくる。
雨粒は、周りの気温と同じくらいに生暖かく、上を向いた私の顔の表面から流れ落ちていく。
築30年経つ我がマンションは、吹き抜けに面した部分に鉄柵があり、その鉄柵の内側が廊下となっている。
節電のためか照明は点いておらず、雨の日独特の薄暗さを加えて、まるでそこが刑務所であるかのような雰囲気を漂わせる。
そして私は、会社へと向かう。

さて、気分もどんよりしたまま、WoWの日常を気ままに綴ろう。
最近、WoWの世界にも雨が降るようになった。
初めて雨に遭遇したのはウンゴロクレーターなるエリアである。
雨ウンゴロ
まわりに落ちる雨の音、時々聞こえるカエルの鳴き声…
なにか、私の心の何かが惹きつけられる気がした。


しばらく、雨の中でいろいろなことを考えた。
雨に打たれると、私の様々な雑念、感情、そしてこの世の汚い部分がすべて洗い流されていくような気分になる。
そして、ひとしきり雨に打たれた後は、生身の自分がそこに現れればいいなと思う。が所詮幻想である。世は無情である。

まあ、私が言いたいのは、「結局雨が好き」である。


ちなみに雨自体は特にゲームの何かに影響があるわけでもない。単なるエフェクトである。
そういえば雪は降るのだろうか…

Scholomance
一体、何度の死闘を繰り広げただろうか…
「やった!倒した!」
我等がギルドのグループメンバーは、すでに大半が瀕死、あるいは死亡していたが、
ついに、「Lord Alexei Barov」を倒した。
もう、何度も諦めかけた。
後一歩というところで全滅した事もあった。
だけど、全滅しながらも私達はいろいろ学び、そして諦めず、「Lord Alexei Barov」を倒し、「Scholomance」を制覇した。
それは、私達の「可能性」を明らかにしてくれ、そしてこれからの新しい時代の幕開けとなるだろう。

「Scholomance」
そこは、いわゆる高レベル御用達のインスタンスだ。
よくIFで外人がグループメンバーの募集をかけているのを、私達は良く見る。
その高レベルインスタンスでは、セットアイテムなる素晴らしい性能を持った装備品を手に入れることが出来るという話であった。

私達は、いつもこれらの高レベルインスタンスに行く事を夢見ていた。
通り過ぎる他ギルドの装備品を盗み見、いつかこんな装備をするのだなと考えていた。
いつしか、我々のギルドもレベル60が多くなり、そろそろ頃合かなと思っていた時期、
我々のギルドは深刻なヒーラー不足に陥っていた。
自力で野良グループでインスタンスに行ける者以外は、そのsetitemを手に入れることは難しい状況となっていた。

そのような中、誕生したのがsobajであった。
いつでも気軽にインスタンスに行けれたらいいな。
もし、適うならば高レベルのインスタンスに行って、いい装備出来たらいいなと。
そんな私の小さな願いを一身に担っていた。
今から約半年前の出来事だ。つらく、長い冬の時代の幕開けでもあった。

それから幾ばくかの時が経ち、いろんな人が去り、いろんな人がギルドに入ってくれた。
冬の間、いくつもの高レベルインスタンスのLFGを聞き、いくつもの良い装備を見てきた。

長い冬が終わり、私はレベル56となり、さらに新しいメンバーも増え、新たな時代が今開こうとしている。
季節は春、これからいい事がたくさんあればいいな、そう思う今日この頃であった。

scholo

こんなボス、あの時諦めてたら見れなかったかもしれない。

セットアイテム

ついに手に入れた念願のセットアイテム。
長い修行を付き合ってくれたみんな、とても感謝してるです。
っていうか、愛してる by Sobaj

ある日、ふと気がつくと自分の羽織っているマントがひどく貧相なものに見えた。

なんか色が薄い、丈が短い、いやそもそも私が以前もっていたマントはこれだったか???

キャラクターインフォを開き、マウスカーソルをマントに重ね合わせると、
そこには低レベルのマントの情報が現れた!

どうやら、ドロップアイテムを間違って装備してしまい、元々の良い装備品を、売り払ってしまっていたようなのである!

私は急ぎ、近くのNPCベンダーに駆け込み、払い戻しをお願いしに行った。
しかし、どうやら何日か前に売り払っていたようで、払い戻しが出来ないようであった…

ん?としたら、私はそれに気付かず、何日も貧相な装備で動いていたのだろうか…
ちょっぴりショックを受けた出来事であった。

後にギルメンからは
「貧相な頭だから違和感なかったんじゃ?」
と、とどめの一言を受けた…
マント

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